わたしもその景色がみたい
昨日食べた豆乳アイスがクソまずかった。
めちゃめちゃ期待したのに。スシローにある豆乳アイスが世界一美味い。
これからする話に豆乳アイスのことは一切関係ない。ただ、昨日は悲しさを抱えてたということを伝えたかった。
昨日は東京に出て、会社のパーティに参加して高級ホテルの飯を食べた。
そのあと、ひさびさに美術館に行こうと思ったら、みんなで一緒に帰る流れになってしまい、行けなかった。
なぜかそれが悲しくて悲しくて、わたしはこんなに美術館に行きたかったのか、と思うほど悲しかった。涙は出なかったけど。
京都にいるときは周りに芸術があって、情報もあった。むしろわたしはあまり在学中は芸術みてないよね、と思うほどだったのに。今はこんなにも芸術を求めている。芸術に何を求めているかは後で考えるとして。
合格発表が続々と出ている。中央、立命館受かったよー!とか、私立奨学生全額免除受かったよー!(やったねー!)とか、名大センター推薦受かったよー!(すごすぎー!)とか、めでたいのも悲しいのもたくさんみる毎日。
特に、名大合格した子と話したとき、この子の将来を見てみたいと思ったと同時に、私もその道を歩んでみたいと思った。羨ましいなと思った。(これに関して思うこともあったので、あとでメモとしてブログに書きたい、ということをここにメモしておく)
私がみている生徒は1・2年生で、受験まで時間はある(ない)ので、ダラダラしてる子が多い。キーッ!勉強しなさ〜いッ!となることも。
特にその合否が出始めてから、見ている子たちに不合格の文字をみせたくないなあと思って、必死にお尻をたたこうとするけどうまくいかない。
怒 怒 怒
という感じで、明日はどうやって叱ってやろうかと考えながら、もう言うこと聞かないしやらないし無理だもうなにも言わない、と諦めそうになる間で感情がグラグラしている。(生徒だったとき、ふくさんだてさんやましたさんに、ほんとうにしんどい思いをさせたと思う、、、、申し訳なくなる、、、)
でも、実際に生徒にあって「おれやばいんだけど」と自覚ありな言葉が出てくると、愛おしくて大笑いしちゃうし、授業受けれなくて私が怒った後だったからか、申し訳なさそうな顔をしていた彼女はとても可愛くて2秒で許した。
嵐活動休止後にあったオタク生徒たちは、私をみるなり急に手を握ってきて開口一番「わかります、、、!」と言ってくるし。(でもちゃんとわかりあった)
そういえば、アツい瞬間にもであった。
面談なかなか入れなくて、入れなさ〜い!と言い続けてた2年生女子。急に今からいいですか?と言われて、準備なにもしてないけどな〜と思いつつ面談を始めると
進路が変わったことを教えてくれた。友人に深く踏み込めないことを悩んでて、そんな自分を変えたいから心理学がいいんじゃないかと。
ありがちでだれしも悩むことではあったけれど、そんなこと聞けたもんだからこっちが本気になって
、最近読んでる本が心理学でね、こんなことが書いてあってね、とっても面白くてね、進路が変わった話を今聞いたけど、全部きいて思ったことは〜と語りすぎた。
でも、それをきいた彼女の顔は笑顔で、私変わりた〜いと。ほんとうに、今学問に出会った瞬間をみたなあ、と思った。
やりたいことがみつかったね。贅沢なことだよ、それは。一生忘れないでほしい。そして自分のやるべきことを、見つけてほしい。
その後面談した子も、内田樹の本を貸した子で、今現代文で樹読んでてチョーおもしろい!と教えてくれた。
樹はこんなこと言ってて〜便覧にも載ってた〜と話してくれて、嬉しくてその話の流れでなぜかフーコーとソフィカルの話になった。
この子は教師になりたい子。とても素直。きっといい先生になると思う。
ついでに翌日に面談した子の話も聞いて。
めちゃめちゃ哲学的?文学的?な子で、トップ校に通ってる男の子。
実は女が苦手であることが発覚した。(12月から私に面談変わってごめんな)
ただそれを聞いたときに
「女の人苦手です。性的少数派の方も含みます。精神が女の人もダメ」
というところまででてきたの。高1だよ。えー!誠実!と叫んでしまったけど、逆に女の人が苦手であることにそこまで言及することが、頭いいなあというか、優しいなあと思った。
話しててほんとうに面白い子だけど、その面白さが本を読んでいる時の面白さなので、高校に友達いないんだろうなあと思った。早く頭のいい大学に入って、変な先生にであってほしい。
周りに芸術がなくて、かなしくて、どうしようもなく仕事辞めたいと思うことがときどきある。
でも、結局私は、私が思ってるよりも生徒のことが好きで、彼らを見届けたいと思っている。でも、どうしてもやっぱり自分を優先したくなる時もあって、ゆらゆら揺れている。
どちらの思いも、ほんとうなんだけど、どうしたら良いかはずぅ〜だと悩んでるし、悩み続けたいことでもある。
(そういえば、本はまだ読めていない。結構難しい本を、1週間で3回は無理だった。もっと本の内容に合わせて読む回数とか期間を決めなきゃでした。生徒たちに負けてられないよ〜!)